戦国新報
 
 
平成15年 前期
【 H15.4.27
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おいさっさ・・・
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 「短気は損気」ということわざがあるが、人は気の短い人もいれば、気の長い人もいる。気の短い人は何かと頭にカッとくるがさっぱりもしているし、良いにしろ悪いにしろ物事の決断も早いような気がする。また、仕事のやりとりでカッときて損をすることもあるが、あとで「おいさっさ」と反省するし、また二度と同じことをおこさないよう反省もするし、努力もする。戦国の世、気の短い武将は信長であった。なかなか鳴かないホトトギスを、信長はすぐに殺してしまえと言った。秀吉は、知恵を出して鳴かせてみせようと言い、気の長い家康は、鳴くまで待とうと言った。三者三様の性格もあるが、いずれにせよ信長だけは天下を目前にして、天下を取ることができなかった。短気のせいだろうか…。今の世も、信長のように短気をおこさず、かといって家康のように気が長いのも、この不況には向かないと思う。やはり秀吉のように知恵と工夫を持ってがんばることが大事なような気がするが、なかなかむずかしいことだ。

【文:高田 金道】