戦国新報
 
 
平成16年 後期
【 H16.10.31】
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仕事には困難がつきものだ。
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 人は仕事をしていく中で、いろいろな困難がつきものだ。その困難を乗り越えてこそ、明日への希望もわいてくるし、喜びもわいてくるような気がする。
 戦国の世、秀吉は信長に信頼され他の武将よりも多くの仕事をもらうことができたが、その反面、多くの問題や困難があって大変だった。だが、弟秀長と二人で力を合わせて、その困難を乗り越えた。その度に秀吉は一回りも二回りも大きく成長した。信長は、秀吉を仕事のできる男と認め、それまで以上に信頼し、また多くの仕事を与えた。
 秀吉は決してグチをこぼさず常に笑顔で、新しい困難に立ち向かった。それを乗り越えたからこそ、信長亡き後「ポスト信長」の最有力者として後を継ぐことができたし、天下を取ることもできたのだと思う。
 いつの世も、仕事や人生には多少なりとも困難があると思う。その困難を努力して乗り越えてこそ、後々良いチャンスがめぐってくるような気がするが、なかなかむずかしいことだ。

【文:高田 金道】