戦国新報
 
 
平成19年 後期
【 H19.11.4】
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気持ちよくあいさつできるか
すすむ

 なにごとにも基本に忠実にやっていればうまくいくとは限りません。基本を踏まえて自分なりに付加価値を付けるぐらいでないとうまくいかないと思うのだが。
 
戦国の世、信玄は人との関係をよく知る基本は、あいさつから始まるという。あいさつのうまい人は、相手に対してあいさつを変えることによって相手に好印象を持ってもらえるという。たとえば朝、「おはようございます。今日の戦いの鎧はなかなか決まっているね」というと相手は気分よくなり今日は殿のために手柄をたてるかと思う。あいさつは時に状況に応じてやり方を変える大切さを忘れてはならないと信玄は言う。
 いつの世も、「おはようございます」というのはあたりまえのことだ。「おはようございます。今日のネクタイは決まっているね」とあいさつすると相手も気分がよくなり今日も一日頑張ろうと思う。また、あいさつのうまい人は仕事に対して付加価値も付けられるような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】