戦国新報
 
 

平成21年 後期
【 H21.11.15

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できる男の素早い対応
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 チャンスは偶然舞い込んでくるが、そのチャンスをうまく自分のものにできるか、できないかはその人の常日ごろの行いにかかわると思うが…。
 戦国の世、チャンスは偶然舞い込んでくるから準備をしてからとりかかるのでは、遅すぎて風のように飛んで逃げていくと秀吉は言った。
 秀吉の最高のチャンスは、上司信長が明智光秀の謀反によって本能寺で倒された時。その時秀吉は弔い合戦を宣言しチャンス到来と決意して「中国大返し」と呼ばれた、驚異のスピードで素早い対応で京を目指して進軍した。そして天王山、山崎の合戦で光秀を打ち破り天下取りへの足固めとなった。
 いつの世も、チャンスを確実につかむ人は「できる男」である。対応も素早く行動も素早い。ようするに抜け目のない人であるが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】