戦国新報
 
 

平成25年 後期
【 H25.8.4】

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頭に「カッ」ときたら

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 仕事をしていく過程で、上司に注意される場合もある。その時、頭に「カッ」とくることもある。だが、その思いを抑えることも仕事のうちだと思うが…。

 元禄時代、播州赤穂藩主、浅野内匠頭が江戸城松の廊下で、吉良上野介に自分の職務をじゃまされる行為をされたとして、頭に「カッ」っときて切りつけてしまった。内匠頭は切腹、赤穂藩は取りつぶしとなった。浅野家の家臣達は処分を不服として、家老大石内蔵助を先頭に以下四十六名で、吉良上野介に対して仇討ちをした。もし「カッ」ときた時に抑えることが出来たなら、塩で有名な赤穂藩の取りつぶしもなく、家臣の忠誠心によって国も大いに繁栄したと思う。

 いつの世も、上司に怒鳴られたり仲間とのトラブルで頭に「カッ」ときたとしても、ちょっとの我慢でその時を乗り切れば、相手もこちらも落ち着きを取り戻し案外うまくいくような気がするし「短気は損気」と言うように耐えることも大事だと思うがなかなかむずかしい。(平成二十五年八月四日)

【文:高田 金道】