戦国新報
 
 

平成26年 前期
【 H26.5.6】

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引き際の判断

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 パチンコの好きな人の話を聞くと、勝っている時にやめておけばよかったのに、もっと「ヒット」するだろうと調子に乗り過ぎて何時間も打ち続け、結局最後は大負けすることが多いと笑って言っていた。

 戦国の世、戦いに勝ち続けている時に、撤退する「引き際」の判断ほど難しいことはないと、官兵衛は配下の武将達に言った。

 また「勝って兜の緒を締めよ」ということわざがあるように、戦に勝っても油断せず、気を引き締めよう…。勝ってほっと一息ついて兜を脱いだ時に、敵に襲われないとも限らないから勝っても「おごる」ことなく、常に油断は禁物だとも言った。

 いつの世も、仕事がうまくいったり、物事がうまく進んだりしても「おごる」ことなく調子に乗り過ぎないように、時には攻めたり、時には引いたり、常に油断せず緊張感を持って粘り強く励むことが大事だと思うが、だがなかなかむずかしい。(平成二十六年五月四日)

【文:高田 金道】