戦国新報
 
 

平成27年 前期
【 H27.3.29】

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健康管理

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 一所懸命働いてからゆっくり休む人。ゆっくり休んでから働く人。どっちが良いか…。

 戦国の世、義元二万五千の大軍を率いて京を目指し尾張領に入ってきた。信長、軍議らしいこともせず、家臣達だけは籠城か出て戦うかで騒いでいた時、信長は「夜も更けてきたから帰ってゆっくり休め」と伝えた。家臣一同びっくり仰天…。この戦は勝てると思っていたのは信長一人だけだったに違いない。信長自身「ゆっくり休み」午前二時に目覚めると出陣の命令を出して湯漬けを立ったままかきこみ「敦盛の一節」を歌った。そして「熱田神宮」で戦勝祈願し、「この戦勝利間違いなし」と部下の士気を高め、桶狭間にて義元一人に奇襲攻撃をかけて勝利した。

 いつの世も、会社の休日に「ゆっくり休んで」明日への活力を蓄える人。休みを利用して遊び歩く人。いろいろだが、休日の後に「風邪をひいて」出勤する人もいるが、なかなかむずかしい。(平成二十七年三月二十九日)


【文:高田 金道】